富山県入善町について
日本でも有数の降雪・多雨地帯である北アルプスから流れ出る急流黒部川が、天下の奇観黒部峡谷をえぐりだし、日本海に流れ込む下流域につくられたのが黒部川扇状地です。その扇状地を切り開いてできた入善町は、北は日本海に臨み、その海岸から南を向けば北アルプス3,000メートル級の峰々を一望できる自然豊かな町です。
黒部川の水は扇状地を潤し豊かな水田地帯をはぐくみ、一方地下数百メートルにわたって蓄えられた大量の地下水は人々の生活用水としてはもちろん、水質の良さから様々な産業に利用されています。
また、最近では、日本海の水深384メートルの深さからくみ上げる低温できわめて清浄な海洋深層水が「名水の町入善」の新たな資源として加わりました。
食味満点のコシヒカリ米をはじめ、日本一大きい入善ジャンボスイカやチューリップ球根などの農業とともに、名水を生かした各種食品産業やIT関係、自動車関係企業が数多く立地し、農業と工業がバランス良く発達している町です。