草切憲嗣さん (入善町入膳)
入善コスモホール職員

今回は初めてのインタビューということで、
観光物産協会ご近所のコスモホールにおじゃましてきました。
【早速ですが自己紹介お願いします。】
入善コスモホールの草切憲嗣です。
富山県の端っこの氷見市から縁があって入善に来ました。
平成15年の10月からコスモホールで働いています。10年目です。はやいもので、もう30代ラストです(笑)
【寒ブリで有名な氷見から、入善町にようこそ!!入善にいらして、いいなぁと思うところはありますか。】
なんといっても水、水がいちばんのおすすめです。“黒部川扇状地”の入善ですからね。
うちの家族は湧き水をくみにいっています。旧国道沿いの“高瀬の湧水”にペットボトル何本も持ち込んで(笑)
水道の水も十分おいしいのにわざわざ湧き水でお米を炊いています。
もう慣れてしまったけど、絶対においしいと思うし贅沢だと思っています。
【コスモホールのことを教えてください。】
コスモホールは1986年の開館で、今年で27年目になります。
ホールの特徴として音響に定評があって、特にクラシックをメインに事業展開してきました。自然な残響が魅力のホールです。構造の内部は木ですから、音にもぬくもりを感じられると思いますよ。
客席もゆったりとしていて、27年前の作りにしては、今でもすごく座り心地がいいです。まぁ、その分客席が560席とちょっと少な目で。たまにもっと客席があったらなぁと思いますね(笑)
音響が評判なので、アーティストの皆さんが「コスモホールでやりたい」と言ってくださいます。
お客さんからは「なんで富山市じゃなくて入善町で公演しているんだ?」とよく言われます。
本当によく言われるんですよ(笑)
ホールとして今まで培ってきたブランドといったら変かもしれないけど、お客さんの中でも「クラシックといえばコスモホール」というイメージが強いのだと思いますね。
永らくクラシック音楽をとおして、入善コスモホールを全国に発信してきましたから“クラシック=コスモホール”というイメージが強いと思います。
そういった時代を経て、近年はポップスのジャンルも展開しています。やっぱり響きを生かしたアコースティックなライブが多いです。11月には広瀬香美さんのピアノ弾き語りライブがありますよ!
【今まで楽しかったこととか、苦しかったこととかありますか?】
自主企画公演はいろんな点での大変さもありますが、一から公演を作りあげるという点ですごく面白いです。
開館20周年の時は、「音で綴るNyuzen」と題して、合唱団や少年少女合唱団をつくって、地元の演奏家や入善に関係のある演奏家の皆さんと一緒に、何回もリハーサルをして本番に向かいました。
素晴らしい舞台になったと思います。公演本番までの道のりは苦しいこともあるけど、舞台が始まる瞬間や、終わった瞬間はもう興奮して、アドレナリンが出ます(笑)
やっぱり、“舞台”を支えることがこの仕事の楽しい点だと思います。
ここに来てから音響とか照明とかを学んで、ホントにいろんな仕事があるんですが、僕は広報をやっていて、特にこの20周年の時は忘れもしない、初めて公演用チラシを手掛けて、すごく頑張って手作りしたので、今でもばっちり、内容から出演者までよく覚えています(笑)
他にもコスモホールの会員さんむけの情報誌も作っています。経費削減とかありまして、自前制作になっていますが、作っているうちに公演内容全般に詳しくなりますし。公演のイメージを出すことや、お客さんに関心を持ってもらえるよう作るのが難しいです。
苦しいという点では、最近はチケットがすぐに売れるという時代ではなくなったので、なかなか完売までにたどり着くのが難しいです。地道にPRしたり売り込みにいったりしています。広報としては、以前に地元テレビの生放送でPRしたことがあって、それ以来どこにでてもあんまり緊張しなくなりましたね(笑)度胸がついてきてよかったです。
【舞台スタッフだけじゃなくて、チラシづくりもされるなんてすごいですね。デザインとか勉強されていたんですか?】
まったく畑違いです。もともとは高岡市で伝統工芸の鋳物の工場で働いていました。
コスモホール近くに“アイシン新和”さんが(工場)ありますけど、「あ~今日もやってるな」と匂いでわかるんです。鋳物工場にいたから(笑)
【草切さんの趣味はなんですか?】
スポーツ観戦が趣味です。
僕は小さいころから野球少年で野球大好きなので、長男は地元のスポーツ少年団に入っています。
仕事柄、なかなか応援にいけないけど、たまの休みのときは息子の練習をみにいくのが楽しみです。
県内にプロ野球の試合がくるとなったら必ず行きます。9月に富山に巨人が来ますから絶対行きます!
【最後にコスモホールのPRを。】
子どもから大人まで集えることをしたいですね。
入善コスモホールは全国に発信できると思っています。
今年は入善町合併60周年記念事業として初秋に行われる公演が目白押しです。
『入善ふるさと歌謡まつり』(10月6日開催)は、入善町出身の昭和の大スター津村謙さんのヒット曲を、出場者が、ビッグバンドの生演奏付で歌うものですが全国北から南から出場の応募があります。ここでしかきけない“ビロードの声のど自慢大会”です!すごいですよ!
また、入善町合併60周年記念演奏会も準備中です。指揮者に山下一史さん、オーケストラアンサンブル金沢の演奏で混声合唱団を編成します。子どもから大人まで幅広く参加するものです。
他にもお勧めのものがたくさんあります。どの公演も素晴らしいので、皆さんにぜひ来ていただけるようアピールしていきます。
【チラシづくりも忙しくなりますね(笑)】
はい(笑)チケットも買ってください!お届けしています。いつでも気軽に声をかけてくださいね。