入善の糸あやつり人形
入善には古くから「茄子人形」といって、茄子などで簡単な人形を造り、芝居を演じていた人達がいました。
これが文化のころ(1804~18)には勾欄人形と進歩していました。
大阪・文楽座などで演じられていた3人遣いの「手遣い人形」のことです。
そのころ、大阪の藤井長之助あやつり人形の一行が、入善町を通過の折、西米沢家で一幕を演じ、これが縁で勾欄人形がすたれ、この技が入善に定着し、入善の糸人形となりました。
文政3年(1820)に魚津の角川で、慶応2年(1866)には岩瀬で興行するなど大変な人気でありました。.
寺町北端(清八楼付近)にあった入善神社の秋祭りの仮小屋公演も、明治3年に前口5間・奥行4間の常設館が建築され、5日間の公演と盛大でしたが、24年の大雪で倒壊し翌年の公演が最後となりました。
文政ころは糸人形と呼ばれ、現在の分類で「手板式糸あやつり人形」とされる方式としては、現存する最古の人形です。
手板と共に揃っている武田勝頼人形の完体一軀、首19点が町文化財に指定され保存されています。
<竹内コレクション>
資料館内には操り人形以外に古い玩具や人形なども展示されております。
故竹内弥三右衛門さん(入善)が生前、日本各地はもちろん世界の各地から、
その土地にあるいろいろなが玩具・人形を集めた一大コレクションをご覧頂けます。
※資料館は常時施錠されております。
見学をご希望のされる方は、入善町民会館受付にてお伝え下さい。
詳細情報
所在地 | 富山県下新川郡入善町入膳3200(入善町民会館) |
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営業時間 | 午前9時~午後5時 |
定休日 | 月曜日、祝日翌日は休館日 |
お問い合わせ | 入善町役場教育委員会事務局 (男女共同参画・文化係) |
料金 | 見学無料 |
URL | https://www.town.nyuzen.toyama.jp/gyosei/cosmo/index.html |